Misaki’s Game Music Box vol.12 ストライダー飛竜 -G.S.M. CAPCOM 2-

ストライダー飛竜 -G.S.M. CAPCOM 2-
ポニーキャニオン サイトロンレーベル / 1989年5月21日発売(廃盤)

ストライダー飛竜(アーケード版)、天地を喰らう(アーケード版、not FC版)の2作品収録。正直どちらも捨て曲なし。

【ストライダー飛竜】
アレンジ2曲入り。1曲目は当時のサウンドチームによる女性chorus入り。飛竜が雪原を疾走し、前に進んでいき、敵を無感情に排除して任務を全うする…2面曲が中心となったメドレー。
後者はオーケストラで、夜の満月を背景に、飛竜がペテルブルグの塔の上に立っている1面…短い中に情景の広がりのある曲です。
オリジナルは前作ロストワールド、大魔界村同様音が弱いのですが、だからこそかえって場面の広がり、飛竜の疾走感を感じさせます。筆者のお気に入りは2面と、敵陣に斬りこむ最終面の2曲です。最終面前半は敵陣の真っただ中ということで非常にカッコよく盛り上がります。最終面後半は、難しい面ギミックの中、次々と敵の生命が産みだされるという神秘性すら感じさせます(そして産みの親であるラスボス、グランドマスターとの決戦へ…)。この最終面曲が、バグが原因で基板(初期出荷版)で聴けないのは本当に勿体ない!!! (涙)
余談ですがナムコクロスカプコンでの1面曲アレンジも非常に良いです。原曲をさらに美しくアレンジして下さったことに感謝しております。
余談2、作曲者様も作品も全く違うけれど、19XXの3面でAfrican Cornbellが使われているあの軽快な音を聴くと、飛竜の4面の2曲と4ボス曲を思い出します。

【天地を喰らう】
アレンジなし、オリジナル曲のみ収録。天地Ⅱに関しては後述します。
音の弱さは相変わらずで、それを逆手に取って、三国志風オーケストラではなく、アクションのノリの良さとメロディを前面に出した曲たちです。筆者のオススメは2面と5面。前者は流れる大河を背景に、勇ましいアクションの曲。後者はちょっとおしゃれなメロディとリズムなのですが、三国志に合っている不思議。そして最大のオススメはスタッフロール。スタッフロール好きでこの曲ばかり永久ループしてもいいくらいです。
作曲者、松前真奈美様の「ゲーム音楽はまずメロディありき」という姿勢が、既に確立されていた名曲だと思います。

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