20th Anniversary ロックマン1~6 Rock Arrange Ver.
ティームエンターテイメント/ 2007年12月5日発売
こちらはロックマン20周年記念のアルバム2枚のうち1枚(もう1枚は後述)。
先に言ってしまうと、本アルバム2枚は、20周年という企画もののアルバムとして、消化不良は否めないと思います。選曲とアレンジをアレンジャー様に丸投げした感じ。
アレンジ10曲40分くらいで3000円+税は正直高い。
そして「本商品では、アレンジ曲の原曲を1ループお楽しみいただけるショートバージョンも収録しております。
これはアレンジ曲と原曲を聴き比べてお楽しみいただけるようボーナストラックとして収録したものです。
そのため本商品ではショートバージョンでの収録となります。」→後半10曲がほんと要らない。
ですが…ロックアレンジは…刺さる方には刺さるのではないかと思っております…!!
もともとノリの良かったロックマンの曲たちが、アレンジャー岩尾徹氏(「ギルティギア」の楽曲でのギタリスト)の手によって、ギター複数とベースとドラムとシンセちょっぴりという感じになりました。ロックマンがギルティギアになったようなアレンジ(ほめてる)。
いきなりのボスメドレーで不穏な始まり。あれ、これってなんのアルバムだったっけ…(ロックマンです。)ある意味、本アルバムを象徴しているアレンジ。
Metalman mix、原曲も好きだし、このアレンジも好き。渋いです。
人気曲の2のワイリー1面も本アルバムには入っています。原曲の良さを生かしたロックだと思います。シンセを入れないのが逆にいい。
3のGet a Weapon mix、短いループの曲を3分にうまくアレンジしています。元が短いからこそ、アレンジされて嬉しいし、アレンジされるとこんな感じに生まれ変わるんだなあと。
筆者が一番好きなのはTomahawkman mix。始まり方がまず好き。アメリカの乾いた風を思わせます。早いテンポ、好き。サビが好き。
最後にTitle mix medleyで、本当に曲の最後まで渋さを貫き通して不穏なんすが、最後の最後でロックマン2のタイトル画面を持ってきて、「あれ、これって希望のあるアルバムだったのでは…」と思わせている、ような、気がします。
ほんとうにアレンジは生きているので(人を選びますが…)、アルバムとして不完全な点が惜しいです。
20th Anniversary ロックマン1~6 Techno Arrange Ver.
ティームエンターテイメント / 2007年12月19日発売
そして、ロックマン20周年記念のアルバム2枚のうち、もう1枚です。テクノアレンジは、めがてん氏こと細江慎治氏が担当。めがてん氏にしてはゆっくりめのテクノだと思います。
タイトルメドレーとElecman mixで優しい始まり。ここまではまだ控えめ。
ある意味全開になるのが、こちらでもアレンジされている、ロックマン2のワイリー1面。テクノだけど原曲が生きています。ロックにしてもテクノにしてもブラスアレンジ(←動画でよくある)にしても美味しい原曲は神だなあとしみじみ思います。
一番めがてん氏らしいアレンジなのはSnakeman mixですね。
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