雷電 The Lightning Strikes Back レトロゲームミュージックコレクションEX
ティームエンターテイメント 2011年9月28日発売
http://www.team-e.co.jp/sp/rgmc/kdsd00492-495/
https://www.amazon.co.jp/dp/B005E35J4A/ref=cm_sw_r_tw_dp_BESG9XCBYPQXMAZ3GZXM
雷電1~4のオリジナル音源と、各種アレンジを収録した盤です。5作品(6作品)が収録されていますが、共通するテーマは「鋼鉄」だと思います。まさに鋼鉄のような、金属的な音と、「生きている」泣きのメロディの融合がシリーズの特徴です。
【雷電】
作曲は佐藤亜希羅氏。
シリーズのはじまりの1面曲GALLANTRY。この曲をゲーセンで聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。同様に、「聴いたことがある」かもしれないボス曲のGO TO BLAZES!。熱い!ボスとの一騎打ち、戦いの曲です。
乾いた風を思わせるLIGHTNING WAR、メロディもいいですがスネアとパーカッションがいいですね!
ROUGH AND TUMBLEは1作目にして既に泣きのメロディを聴かせてくれます。
シリーズの始点にして、「熱く、泣かせる」という基盤はすでにできていたのだと思わせます。
【雷電II】
ここから作曲はおなじみの佐藤豪氏になります。
1面曲Repeated tragedy、サビに向かうにつれて曲が静かに高潮していくのがいいですね。
Tragedy Frame、Burnt Fieldは泣きのメロディ、戦いは悲劇だけれど前に向かって進むというイメージです。後者の静かなイントロがいいと思います。
6面のDecisive Battleでは、サビで裏メロの音量が上下しているのがいいです。
筆者が本作で、いえ、シリーズで一番好きなのは最終面のFlap toward the hopeです。イントロからループするまで一番好き!!!!!!最終面にふさわしい盛り上がりです!!ループ直前のアウトロでドラム三連符とベースが「テレー↑ン」って入るのが狂おしく好きです(伝われ。)。
そしてNAME ENTRYもめちゃくちゃ好きです、戦士の休息という感じの、力強くも優しい曲です。
30年前のYM2151ですが今でも聴きやすく、雷電入門にもお勧めだと思います。
【雷電DX アーケード版&PS版】
ゲーセンで鳴っていたのを思い出す、懐かしい曲たち。
GALLANTRYとGO TO BLAZES!は初代よりこっちのほうをよく聴いていたので思い入れがあります。初代より聴かせ方が固いなと思います。
PS版は音が良くなって聴きやすくなりました。シンセの音がすごくプレステを感じさせます。
1面曲Conflictは泣きのメロディを継承しています。しっかりと魂は受け継がれています。
【雷電III】
シリーズでこの作品だけ系統が違うような気がします、メロディの良さもあるにはあるが、どちらかというとリズム主体だと思っています(特に後半面。)。
フュージョン風味のLightning strikes、イントロが泣かせるDawn of sorrow。
優しく、素直に泣かせるエンディング、Fairyは名曲だと思います。
【雷電IV】
筆者のお気に入り作品。単純に音が良く聴きやすいだけでなく、アレンジの良さが光っています。
1面、A stormy front。戦いの始まり、嵐を思わせる1曲です。
シンセのメロディが既に泣かせる2面Can’t retrace。
3面Flap toward the hopeは最高のアレンジ!!(推し曲)イントロのシンセが泣けます、また、裏で鳴ってるギターが熱い!
Advantageous developmentはIVの追加曲です。佐藤豪さん作曲ではないですが他の曲との違和感はありません。
Repeated tragedy、最終面でこの曲は演出としてもアレンジとしても泣ける!!
ギター中心でさらに熱くなったGo to Blazes! GSは、ミカド版のアレンジ同様爆音で聴きたいですね!!
アレンジはしっとりめの曲が多いですね。(もちろんしっとりしてない曲もありますが)
原曲に忠実なRepeated tragedy、Brightness of peace。
Flap toward the hopeはWASI303氏アレンジ、ゲームとは別の切り口で泣かせます、イントロのピアノが美しいです。
佐宗綾子氏アレンジ、ピアノと優しいギターの調和が美しいFairy。泣かせます。
最近、IVがswitchでできるようになったので、ぜひ「熱く、泣かせる」過去の曲たちも、多くの人たちに聴いてもらいたいなと思います!サントラもプレミアついてないし(重要)。
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