Misaki’s Game Music Box vol.56 ファイナルファンタジー3

ファイナルファンタジーIII 悠久の風伝説
ポリスター 1990年5月25日発売(廃盤)→再販版1994年3月25日発売(廃盤)

ファイナルファンタジーIII オリジナルサウンドヴァージョン(FC版)
NTT出版 1991年7月15日発売(廃盤)

https://music.apple.com/jp/album/final-fantasy-iii-original-soundtrack/62670337
https://mora.jp/package/43000021/SEMO-00003/

ファイナルファンタジーIII オリジナル・サウンドトラック(DS版)
スクウェア・エニックス 2006年9月20日発売

https://music.apple.com/jp/album/final-fantasy-iii-ds-version-original-soundtrack/362761769

筆者の人生初FF。なので向き合うのが略。
今回書くにあたり、3つのアルバムを繰り返し聴いたのですが、根底に流れるテーマは「優しい風」だと思います。
何がきっかけだったかはもう覚えていませんが、初めて聴いたFF3サントラは、最初に挙げた、廃盤の「悠久の風伝説」でした。(この「悠久の風伝説」が先に出て、1年後に、オリジナル音源のアルバムが発売されています。)このアルバムは7曲構成で、全てアレンジです。そして、今流通しているDS版アレンジより、原曲に近いアレンジだと思っています。各トラック冒頭に英語のnarrationが流れるのですが、そしてアルバムの3分の1はゲームでは流れないオリジナル曲なのですが、narrationと英語詞が、神…!!賛否両論あるとは思いますが、筆者は「原作を大切にしたアレンジ、英語」だと思います。
お気に入りはTrack2「風の啓示」。故郷の街ウル→悠久の風→バトル1のメドレーです。優しい雰囲気から一転してバトル曲になり、オリジナルのアウトロで幕を閉じます。
そしてTrack3の「彷徨の旅路」。冒頭の英語詞、Roaming Sheepが切なく優しいオリジナル英語曲です。
Track4「その大いなる導き」。冒頭の英語じゃない言語(ヘブライ語とからしい)の歌唱から、ドーガとウネの館へ。ピアノが泣けます。そしてオリジナル曲のThe Breeze、これも歌詞がいいです。

以下、FC版とDS版の話。
DS版は関戸剛氏と川盛慶次氏がarrangerです。原曲が偉大過ぎて、アレンジは大変だったのではないかと思います。それでも、DSの音源を活かして、原曲を大切にしているアレンジだと汲み取ることができます。
「クリスタルのある洞窟」、FC版Aメロの音の伸び、表現の仕方が素晴らしいと思います。(耳コピできないので、書くのが難しいです)
「バトル1」、FF3のバトル曲はパーカッションの工夫がいいですね。FC版のイントロが終わってすぐのパーカッションから熱いです。
「故郷の街ウル」「古代人の村」「アムルの街」と、FF3の街の曲はみんな優しい曲です。メロディに「優しい風」を感じさせます。
「悠久の風」も、「冒険の曲」なのに、とても優しい曲だと思います。サビの広がりがとてもいいです。
「小人の村トーザス」はvocalアレンジアルバム「Love will grow」に収録されているバージョンがとてもいいのです。そちらのバージョンは英語詞で、「小人!」って感じの詞を、「小人!」って感じに歌い上げています。
「バトル2」も熱いですね。FC版のBメロのパーカッションが熱い!サビのメロディも熱い!
「果てしなき大海原」と「水の巫女エリア」は、浮遊大陸を出てから聴く曲なので、「世界の広さ」を感じさせます。前者は残酷なまでに広く無限性すら感じさせる世界(実際、飛空艇で飛んでいて、なかなか次の地点が見つからない)、そして後者は、そんな広い世界の中でたどり着いた安らぎを表現していると思います。「果てしなき」のDS版ハープがいいですね。
「隠れ村ファルガバード」、FC版でループ直前にメロディの音量が上下しながらループするのがいいです(伝われ)。
「ドーガとウネの館」は、やはりFC版を推します…!!静かな中に来訪者(主人公たち)が来たという感じのイントロが大好きです。というかAメロもそれ以降も全部好き。
「禁断の地エウレカ」「クリスタルタワー」「闇のクリスタル」は終盤の思い出深い曲たち。特に「闇のクリスタル」、風さえも届かない闇の世界、そしてサビでその中に在る希望を表したメロディが秀逸です。「クリスタルタワー」は、いたストで使われたときは嬉しかったですね!
そしてラスボスの「最後の死闘」、やはりイントロのパーカッションが熱い!!DS版でも再現されていて嬉しい!!また、DS版サントラにはThe Black Magesのアレンジが収録されています。こちらも熱いロックアレンジ!!
「エンディング・テーマ」は、3部構成で、スタッフロールに移るときに「プレリュード」のphraseが入り、パーカッションが入る…という流れが大好きです。懐かしい気持ちになります。

全編通して、「優しさ」を表現した曲たち。今でも大好きです。(実はDS版をやっていないので、スマホでやりたいですね)

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