Misaki’s Game Music Box vol.62 ダライアスII -G.S.M. TAITO 4-

ダライアスII -G.S.M. TAITO 4 –
ポニーキャニオン サイトロンレーベル / 1989年11月21日発売(廃盤)

えっ、全方位どこからどう見ても隙のない名盤では…?ダライアスII→名曲。ナイスト→名曲。アレンジ→名曲。オリジナル→名曲。表から見ても裏から見ても完璧すぎる…もう筆者の解説なんていいからとにかく原曲を聴いてほしいです。リンク貼っておきますから!!

【ダライアスII】
https://music.apple.com/jp/album/darius-ii/342888619
「神の視点からの『愛』をテーマに、聖書を読みながら作曲しました。」というライナーの言葉に全てが集約されていると思っています。最終面「say Papa」自体が「メインテーマ(木星)は生命(新星)の誕生をイメージして「兆し」「受精」「成長」「誕生」「未来」という五部構成からなっており…」(ライナーより)とあり、この曲だけで完結する捉え方もできますし、1面「OLGA BREEZE」を始点として、そこから誕生の「say Papa」に至るまでが一連の愛という捉え方もできるのではないかと思います。
「OLGA BREEZE」はお若い皆さんにも伝えたい1曲です。「始まり」をイメージする、優しい曲。(ツナサシミー)
筆者のお気に入りは4面「Cynthia」。パーカッションと、語り掛けるようなメロディがずっと好きです。サビに合わせてパーカッションを叩きたくなります。
そして、最終面に辿り着いた自機を優しく包み込むような、最終面「say Papa」。アレンジ曲「FREE THE LOVE」も収録されていますが、この曲はゲーム音楽史上初めての英語詞曲ではないかと思います。(違っていたら失礼)
「このCDを聞いて”やさしい”気分になってくれればウレシイナと思います。」(ライナーより)と、作曲者の小倉久佳氏。攻撃、破壊だけがSTGじゃない、タイトー作品の一つの側面「愛」を聴くことが出来ます。

【ナイトストライカー】
https://music.apple.com/jp/album/night-striker-arcade-sound-tracks/331626961
作曲は高木正彦氏。もちろんテーマは「夜」だと思います。言葉はなくても、孤独でも、ともにどこまでも走っていけそうな曲たちです。「走る」「特殊筐体の」作品なので、どの曲もノリが良く疾走感があるのですが、それを支えているのが秀逸なメロディだと思います。
1面「URBAN TRAIL」。今でも音ゲーなどで使われているのが嬉しいですね。30年前の曲ですが、色あせない名曲です。
筆者のお気に入りは「FLY AWAY」。速い、切ないメロディが昔から大好きです。
そしてタイトル通り「熱い」「BURNING ROAD」。ベースラインが好きです。そしてさらに熱いのはラスボス曲「BOSS 6」、この作品のボス曲はどれも熱いのですが、やっぱりラスボス曲は輪をかけてかっこいいです!
「走り切った」あとに、何が待っているのか。ひとつの結末を表現している、エンディング曲「シ・メール」、そしてネームエントリー「commune」、この2曲だけ異質なのは、「走り切った」あとの曲だからではないかと思います。
最初から最後まで、「夜」であり、「疾走そしてその後」を表現した、かっこいい曲たちです。

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