We are ROCK-MEN!
カプコン・セルピュータレーベル 2011年9月21日発売
https://music.apple.com/jp/album/we-are-rock-men/462627689
ROCK-MENとは。カプコンサウンドチーム所属、北川保昌氏と、青木征洋氏による2人組ユニットです。このアルバムシリーズは、言うならば「カプコン公式の、ロックマンアレンジアルバム」です。1も2も、原曲重視のアレンジが揃っている点に好感が持てます。そして、北川氏が打ち込み中心のアレンジ、青木氏がギター前面ロックアレンジを担当されています。
track1はオリジナル曲。そしてtrack2の、ロックマンではおなじみ初代の「GAME START」のギターでハートを掴まれ、track3「DARKMAN STAGE(SIDE-R)」で一気に気持ちを加速することが出来ます。人気曲のロックマン5「DARKMAN STAGE」は、このアルバムを象徴する曲ではないかと思います。(なにせ、アレンジャー違いで本アルバムに3パターンアレンジが入っている。)このtrack3は熱いロックアレンジです!
track4「CUTMAN STAGE」もロックマンには欠かせない曲ですね。打ち込みっぽくもありますが、バッキングギターが熱いアレンジです。
track5、ロックマンXより「OPENING STAGE」と、track6、ロックマンX2より「OPENING STAGE」。どちらも、SFCの音源を生演奏したら、こんな熱い曲に生まれ変わったのだと感じさせるアレンジです。メロディのギターの疾走感がかっこいいです。
track8「ARMOR ARMARGE STAGE」、ギターの早弾きでメロディが再現されています。繰り返しになりますが、原曲が大事にされているのが嬉しいですね。
track9はロックマン3より「ENDING」。ロックなギターではなく、泣かせるギターを持ってきています。原曲はループなんですが、このアレンジはきちんと曲として完結しているのがいいです。(終わり方がまた泣ける、青空を見つめるロックマンの背中が思い浮かぶアレンジです)
特筆すべきはtrack12、ロックマン3「STAGE SELECT」。原曲は短いのですが、その短い中に詰まっているphraseをうまくアレンジして、1曲に仕上げています。アレンジの巧みさが光っています。
ロックマン5「ENDING」、ロックマン2「TITLE」、そしてロックマンDASH「FLUTTER VS. GAZEL SHAFT」で明るくかっこよく締めているのがいいですね!
本アルバムは、「ロックマンのアレンジとは、こうだ!」という、公式からの回答のひとつではないかと思います。
We are ROCK-MEN! 2
カプコン・セルピュータレーベル 2012年12月19日発売
https://music.apple.com/jp/album/we-are-rock-men-2/583270723
1に比べ、オリジナル曲多めの2。ですが、そのオリジナル曲を担当されたのが立石孝氏(ロックマン2作曲者)!そしてtrack13の「FLUTTER VS. GAZEL SHAFT」は、DASHの作曲者、友澤眞氏(←ロックマン7もご担当)ご自身によるアレンジ。ファンにとっては美味しいアルバムです。
track2は、「THEME OF ROCKMAN Xover」。ギターがしみじみとかっこいい1曲です。
track3「NAPALMMAN STAGE」、track4「SKULLMAN STAGE」は、ファンにはおなじみの曲でしょう。どちらもかっこいい系アレンジです。スカルマンのメロディのギターが孤高でかっこいい。
密かに個人的お気に入りなのがtrack5、ロックマン3より「Dr. WILY STAGE 2」。このシリーズの中では大胆にアレンジされているほうですが、原曲、生きています。けだるいギターがなんとも言えないかっこよさ。
そしてtrack6とtrack7はロックマンX3より「EXPLOSE HORNECK STAGE」「DOPPLER STAGE 1」。どちらもギターが熱い!カプコンのSFCのギターは独特の音でしたが、それがアレンジされてかっこよく生まれ変わっています!
さらに!人気曲の「X vs ZERO」も熱いロックアレンジです。原曲はPS1のシンセサイザー中心でしたが、アレンジではギター中心!かっこいいのでオススメ!
公式盤でも数多くアレンジされている、ロックマン2「Dr. WILY STAGE 1」は、本作のアレンジがひとつの完成形ではないかと思います。非常に完成度が高いです。ギターの弾きも上手いと思います。カプコンの音ゲーにも使われていました。
ROCK-MENのアルバムは、どのアレンジも聴きやすく、そしてitunes等でも流通しているという意味でも入手しやすい、聞きやすいので、多くの方にオススメしたいです。「このアレンジ、好き!この曲、好き!」が、きっと見つかると思います!(2で終わりなのはもったいないので、3以降も出してほしいな!)
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