ナムコ ビデオゲームグラフィティ Vol.2
ビクター音楽産業 1987年10月21日発売(廃盤)
【ドラゴンスピリット】
最早説明不要の名曲。細江慎治氏のデビュー作。
筆者は、セイバーはクリアしたのですが、ドラスピはなんか苦手で…2ボスで終わる日常です。それでも曲は大好きです。
書きながら、ドラスピの曲のテーマって「ドラマ」「劇」かなーと思いました。オープニングでアムルが変身して、そこからラスボス、エンディングに至るまで、それぞれの曲がdramaを構成しているのではないかと感じます。
「青」を思い起こさせる1面。ドラスピ版だとメインメロディが低音っぽくて「冒険の始まり」という感じですね。
そこから一転して火山地帯に進む2面。メロディが「熱」を感じさせます。
速いメロディが気持ちいい4面。(筆者の最高記録、この面の冒頭まで)そこから「静」を思い起こさせる5面。氷の雪原を進んでいく6面は、「冷気」と同時に、最終面、ラスボスの居所へ向かって進んでいく局面を感じさせます。6面が一番好き。
7面はとても不思議な曲ですね。STGらしからぬ、優しい曲です。
最終面は3エリア分曲がありますが、なんというか…エリア9-3の、「とうとうここまできた、泣かせる」曲が好きです。
そして熱いラスボス戦の曲へ!この「静」→「熱」への場面転換、曲調の変化が素晴らしいと思います。
筆者はセイバー版ドラスピ(伝われ)が好きで、そちらをよく聴いていますが、原作のこちらも今でも聴ける曲たちだと思います。あとX68000版も美味しい。(X68000版もスーパースィープのboxで出ていますので、いつか向き合って書こうと思います!)
【トイポップ】
小沢純子氏の、とてもかわいらしい曲たち。メロディが明るく楽しくとても耳に残る、いい意味で「ゲーム音楽」だと思います!
【ブレイザー】
ナムコが「戦いの曲」を料理するとこうなったぞ、という作品その1。全編通してメロディの裏で鳴っているベースが好きです。
【ワンダーモモ(アレンジ)】
ボーカルアレンジ。最初は、「ああ、モモの、かわいらしいアレンジか…」と思って聴いていたんです。そしたら「へんし~ん!」から、突然の熱いハードロック!!!かわいいモモの歌詞も、熱いモモの歌詞も、嘘偽りなし。非常にインパクトの強いアレンジです。
【サンダーセプター(アレンジ)】
フュージョン風アレンジ。ナムコが「戦いの曲」を料理するとこうなったぞ、という作品その2。シンセもギターも聴いていてうまくまとまっています。
【妖怪道中記(アレンジ)】
こちらもコミカルで、かわいらしいアレンジに仕上がっています。ナムコのキャラクターが生き生きしていた時代の、良きアレンジだと思います。
細江慎治WORKS VOL.1 ~ドラゴンスピリット~
スーパースィープ 2012年9月28日発売
【ドラゴンスピリット】
オリジナルとアレンジ2曲入り。筆者は6面曲が推しなので、アレンジになって嬉しかったです。
あと、曲とは関係ないのですが、アルバムにデザイナーtatsuya氏の美しいイラストがたくさん入っているのが嬉しいです。
【アサルト】
非常に哲学的な曲…難解ですね。BGM3とBGM4のメロディが好きです。
【クエスター】
ナムコが(細江氏が)「戦いの曲」を料理するとこうなったぞ、という作品その3。OPENINGの勇ましい感じがいいですね。
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