ナムコ・ゲームサウンドエクスプレス vol.18 エアーコンバット22
ビクターエンタテインメント 1995年5月24日発売(廃盤)
U.S.ネ…もとい、「トップガンマーヴェリック」を観てきました。まず、「映画館のticketの料金」を完全に忘れていて、そのくらい映画館に行っていない、最後に行ったのは、コロナのpandemic以前だったということを思い出しました。映画は前評判通り、非常に良かったので(ネタバレに配慮した感想文)、映画館で観ることをお勧めします。映像としても迫力があるのはもちろんですが、筆者の目には、「人間の感情が描かれた作品」「どんな人生を歩んでいても、誰もが平等に生と死を迎える作品」だと映りました。
本題に入ります。カプコンのU.S.ネイビーの話ばかりしている私ですが、映画を視聴して感じた気持ちを忘れないうちに取り上げようと思ったのが、エアーコンバット22の楽曲です。
聴いていて嫌味のない、正統派ロック。このころ(95年稼働)になると、アーケード作品の映像や音源も進化して、迫力のあるギターの音に当時は驚きました。直球で攻めてくるロックに心を掴まれ、しかし自分でplayする技術は持ち合わせていないので、当時は筐体のスピーカーに張り付いて、デモ画面の曲を聴いていました。サントラを買った当時の自分を褒めてあげたい(今ではレアだから)。drillの意味を、この作品のおかげで覚えました。(ゲームで英語を身に付けた人。)
テーマ曲となっているのが、track5「If the Sky is Burnin’ Out!」。ギターのギコギコした演奏が気持ちよくかっこいい曲。筆者のお気に入りは、先に述べた、デモ画面のtrack10「Surrender Me」です。かっこよすぎか…いつまででもデモ画面を眺めて聴いていられた曲です。(曲の演奏とデモの映像が一致しているのも、憎い演出でした)あと、ギターも鳴っているんですが、本作の中では割とさわやか系のtrack16「The Big Sky」も好きです。
また、この作品は、3名の作曲者様が参加されていますが、その中に「ワルキューレの伝説」の川田宏行氏もおられます。「ワルキューレ」は、伸びのあるメロディが印象的でしたが、今作ではロック…作曲者様の持ち幅の広さに驚かされます。track15「Aerial Dance」がかっこよくて好きです。
エースコンバット以前の、今ではあまり知られていない作品ではありますが、表現に芯のある曲を聴くことができます。映画を視聴して、気になったら、本作品の曲も聴いてみることをお勧めします。そして、この作品の曲を好きだという方が、これから先も好きであり続けるといいなあと願います。
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