星のカービィ スターアライズ オリジナルサウンドトラック
HAL研究所 2019年2月14日発売
6枚組box!!スタッフの思い入れと本気が伝わる構成です。
そして、曲においても全く手抜きがない、カービィのやさしさ、純粋さが伝わるメロディと、アクションらしい明るいノリの曲が揃っています。
そして、本作の曲のテーマは「friends」ではないかと思います。ひとりではない、トモダチがいる、トモダチを救うということが、曲やstoryにも表れているのではないかと思っています。
明るい始まりを表す「ティンクル☆スターズ」「Let’s Make Friends♡」の2曲。前者のphraseは、作品中、様々な曲で使われていて、作曲の工夫がうかがえます。
いつものGreen Greensのアレンジ、「グリーングリーティング」。スターアライズ版というような明るく力強いアレンジです。
筆者のお気に入り、「ハニーヒル」「友ときずなの戦い」。前者はどこか悲しくも優しい曲。フルートの音色が優しいですね。後者は力強い曲です。Aメロでメロディにフルートが重なっていくのが大好き。
「ゆうかんなるものたちへ」「マッチョ オブ デデデ」は、いつものデデデ大王のテーマのアレンジ。前者はオーケストラアレンジで、城にいるかのような曲です。後者はボス戦らしくパーカッションと、サビの力強さが効いています。サビ後半のスネアが好き。
「いきなりハッピーエンディング」のphraseも、作品中で多く使われています。
個人的には、「きせきの星 ポップスター」からのDisc1の流れが神だと思っています。(まだDisc1なのに!)お気に入りは「リーフリゾート」「エコーズエッジ」「ネイキッドナチュレ」の3曲です。「リーフリゾート」はカービィらしい曲ですね。メロディが明快で伝わりやすく、元気が出る曲です。「エコーズエッジ」は5拍子…?とても優しい曲。「ネイキッドナチュレ」もメロディはカービィらしい曲で、しかしカービィにしては珍しくギターが効いていて、こちらは力強い曲です。
また、本作では、過去作の曲も多く入っています。夢の泉推しとしては「ベジタブルバレー」「オレンジオーシャン」が聴けるのが嬉しいです。また、カービィ2から「クラウディパーク」、こちらもカービィらしい優しい曲ですね。音の伸ばし方(リバーブ?)が好き。
「ティンクル☆トラベラー」は「いきなりハッピーエンディング」のアレンジで、ノリが良く作られています。作曲者の安藤浩和氏「同じフレーズを使っていて、今回のゲームの特徴的なものと統一できてよかったかなと思います」(ライナーより抜粋)
「ふりふり!きこりきょうそう」「ログハウスつくろう」はミニゲームの曲です。曲に合わせてゲームをするのが楽しそうな曲ですね。
ゲームが後半に移るにつれて、曲もシリアスに。「Prayer song to God」はそんな1曲です。また、そのphraseを使っている「忘らるる閃光のライトニング」もシリアスな1曲。そして、「組曲:星羅征く旅人」は第一楽章から第四楽章、そして最終楽章まで成る大曲です。
また、「あの星の友だちみんなが、ついているからだ!」は、「いきなりハッピーエンディング」のphraseをロックアレンジ!非常にかっこよく仕上がっています!最終局面らしい、勇気あふれる曲です。
これでも推し曲の紹介を削りました…そのくらい、「ゲーム音楽」らしい、魅力のある曲たちがたくさん詰まった6枚組。(しかも初回限定盤には、過去の限定サントラに収録されていたアレンジを収録したPlayButtonが入っている…これも非常に良かったです)
カービィの魅力は、曲にもあるのだと、伝わる作品だと思います。
今後の続編も出ればいいなと、期待したいです!
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