self introduction

Misakiの自己紹介

・女性シューター(ただのクリアラー)です。
最も好きなSTG→U.S.ネイビー(最愛)、VARTH(マゾSTGなのに好き)、19XX
他に好きなSTG→ソニックウィングス初代、ダライアス外伝、メタルブラック、チャリオット、エリア88、エスプガルーダ初代、デスマMBL、出たな!ツインビー
DQ234,FF134、聖剣初代、サガ23、ロックマンシリーズ、バハラグ、フロミ初代
・下手ですがチャロナー(バイパー2、サイファー使い)
・今やってる作品→FEH、アリスギア、カプコンアーケードスタジアム(ネイビー、VARTH、19XX、1941修行中、1943修行中)、FEエンゲージ、FE風花無双、星のカービィシリーズ(wiiデラ)

・英語とかできます。TOEIC過去最高スコア945。仕事も英語系。

・読書が好き。英語も日本語も小説を好む。

・ゲーム音楽、ドン引きされる量のサントラを所持するマニア。
以下、敬愛する作曲者様(敬称略)
松前真奈美、泉谷雅樹、西垣俊、鈴木達郎、立石孝、岩井隆之、山本節生、下村陽子、松枝賀子、河本圭代、藤田靖明、藤田晴美、藤井美苗、竹原裕子、山口真理、民谷淳子、高岡宏光、梶野俊夫、阿部功、すぎやまこういち、植松伸夫、岡部啓一、崎本仁、並木学、伊藤賢治、藤岡千尋、笹井隆司、谷岡久美、関戸剛、浜渦正志、光田康典、田中宏和、中潟憲雄、石元丈晴、岡村静良、小沢純子、松本大輔、古代祐三、細江慎治、佐宗綾子、佐野電磁、相原隆之、林克洋、川口博史、光吉猛修、辻横由佳、神吉由美子、石田尚人、伊藤ニ三雄、並木晃一、小山健太郎、濱田誠一、吉田博昭、永田康之、佐藤豪、高木一樹、佐藤哲朗、安井洋介、近藤浩治、峰岸透、濱野美奈子、清水英明、石川淳、目黒将司、小倉久佳、高木正彦、渡部恭久、古川典裕、海野和子、福森秀敏、古川もとあき、深見誠一、松原健一、東野美紀、川田宏行、金崎猛、石渡大輔、濱本理央、福井健一郎、三島順平、安藤浩和、大原萌、小笠原雄太、酒井省吾
これでもまだ足りないので随時追加予定

Twitterアカウント:普段は鍵かけてますがレゲーマー、シューター、ゲーム音楽ファンの方からのフォロリクはお気軽にお願いいたします。

Misaki’s Game Music Box vol.82 THE BLACK MAGES

THE BLACK MAGES
デジキューブ 2003年2月19日発売
再販版 スクウェア・エニックス 2004年5月10日発売

https://music.apple.com/jp/album/the-black-mages/62440616
https://mora.jp/package/43000021/SQEX-10019/

THE BLACK MAGES II The Skies Above
ユニバーサル 2004年12月22日発売
再販版 スクウェア・エニックス 2008年3月19日発売

THE BLACK MAGES III Darkness and Starlight
DOG EAR RECORDS 2008年3月26日発売

THE BLACK MAGES III Darkness and Starlight LIVE (ライヴDVD)
DOG EAR RECORDS 2009年3月25日発売

2003年、2004年、そして2008年。今でこそ、こういった「ゲーム音楽のバンドアレンジ」をお手軽に動画などで聴ける時代になりましたが(そして、そういった演奏が、公式ではなく一般の方による演奏であるというのも、珍しくない時代になりましたが)、2000年代は、ゲーム音楽初期のレコードやCDが復刻したり、それぞれのメーカーから様々な形で「公式アレンジ」が出たり、過去のゲーム音楽のreproduction(再生産)が盛んだったように思います。
筆者はこの頃、「ゲーム音楽の情報を入手する、ゲーム音楽のサントラを入手する」という行為から離れていました。(元来持っていたサントラこそ手放しはしませんでしたが…手放さなくてよかった…)筆者が地方在住で、どんどん「CDショップからゲーム音楽サントラが売っていない」状態になり、単純に入手がしづらくなったというのも一因です。ですが、Amazonが普及し、「ネット販売でなら、ゲーム音楽のサントラを入手できる」ということを覚えてから、時を遡るかのように、2000年代に復刻された盤を購入していきました。
あとは大きめの中古ショップなら、ゲーム音楽CDが流通するようになったという要因もありました。今回取り上げる3枚は、筆者の記憶が定かなら、全て中古で購入したものです。

少し調べたのは調べたのですが、デジタルで音源が売っているのはIだけなのは、やはりレーベルがそれぞれ異なる(少なくとも、IIとIIIはスクエニから出た盤ではない)からなのかなあと思ったり。ですが先に述べたように中古市場にかなり出回っているので、入手はしやすいのではないかと思います。

THE BLACK MAGESは、当時スクウェア(ギリギリでスクエニに合併する直前)に在籍していた、植松伸夫氏を中心に結成されたバンドです。この3枚のアルバムは、「FFの曲をロックアレンジする」というconceptでアレンジ・演奏されています。arranger様は、関戸剛さま、福井健一郎さま、岡宮道生さまが中心です。個人的には3枚とも捨て曲なし、捨てアレンジなしだと思っております。3枚とも「原曲を壊していない」のが共通要素であるのも好きポイントです。

【I】
捨て曲なし!!!!!!!!!1曲目Battle Scene(FF1)でとりあえずエンジンをかけて、2曲目Clash on the Big Bridgeでギコギコしたギターでノリノリになりたいときに聴きます。最高です。2曲目は、先日発売された、switch版シアトリズムファイナルにも、アレンジがそのまま収録されていて熱いです!(ビッグブリッヂだけで何曲収録されているんだろうかあの作品(数えてないです))お気に入りはThe Decisive Battle(FF6「決戦」)、Those Who Fight Further(FF7「更に戦う者達」)。ボス曲好きなんかな…好きだったわ…あと、筆者は実はFF8未playなんですが、このアルバムのForce Your Wayが良かったので、原曲も聴いてみたいなと思いました!
Dancing Mad(FF6「妖星乱舞」)…長いやつだ…相変わらず組曲だ…ロックで組曲…でもやってるバンドもあるから不思議じゃない。ロックなのに「妖しい」。

【II】
捨て曲なし!!!!!!!!!(2回目)Zeromus(FF4ラスボス曲)が好き。原曲はシンセがメロディというイメージだったんですが、ギターになったらこんなにかっこよくなるんだなあと。原曲も大好きなMatoya’s Cave。「ロックアルバム」ですが、しっとりと、acoustic調に…ラストのギターの重なり合いを聴くと、「さっさかさ」と喋っていたホウキを思い出して涙が出ます。そしてロックになっても変拍子が熱いBattle With The Four Fiends(FF4「ゴルベーザ四天王とのバトル」)。ボス曲が…好きだ…
今回はvocal曲も収録されています。Otherworld、The Skies Above(「ザナルカンドにて」)は、それぞれFF10からのヴォーカルアレンジです。筆者は「ザナルカンドにて」は、いたストでしか聴いたことがないのですが、The Skies Aboveは結構大胆にアレンジされていますね。

【III】
捨て曲なし!!!!!!!!!(3回目)ボス曲が好きなので、Neo EXDEATHとKURAYAMINOKUMOが熱くて泣く。前者はライヴで聴きたいアレンジですね。(冒頭にて触れたDVDにライヴ版が収録されています)KURAYAMINOKUMOは、原曲のパーカッションが非常に好きなので、そこを捨てないで生かしてくれて嬉しいです。
驚きなのは、なんといっても9曲目のDarkness and Starlightでしょう。FF6のオペラを、セリフとナレーション入りで演奏しています。オペラでロック…?でもちゃんとオペラだし、間奏にギター入ってるのはロックだよなあ…不思議…

公式から出るアレンジ盤について。あるゲームの、公式のとあるアレンジ盤(FFのアレンジではありませんし、その盤がどのCDだったのか、最早筆者は記憶しておりません)の、どこかに載っていたレビューで、「この演奏とアレンジなら『演奏してみた』のほうがいい」といいう言葉が載っていました。その言葉がずっと胸の中に残っています。
どちらが優越か、比べるものではないと思っています。(「どちらが『好き』か」という概念は、それぞれの聞き手の中に存在すると思います。)
現代において、ネット上で、一般の方が演奏や打ち込みアレンジをされた曲を聴き、お気に入りがあればそれをマイリストに入れて何度も聴く筆者自身がいます。だからそれを否定はしませんし、するつもりもありません。一般の方々がupする演奏や打ち込みも、私たちがゲーム音楽を聴き始めた当時からは信じられないくらいレベルの高いものがたくさん存在します。
でも、筆者は公式から出るアレンジにも価値があると思うと同時に、大好きです。公式だからできるメンバー編成、演奏、そのarranger様だからできるアレンジの解釈がそれぞれ存在するから。
だから、今回取り上げた3枚は、中古でたくさん出回っている=手放した方が多いのかもしれないけれど、「公式がアレンジを出す意味はある、存在し続ける」と、筆者は思っていますし、これからも公式からそうしたアレンジをproduce(生産)してもらうことに、期待するのを辞めたくないです。

Misaki’s Game Music Box vol.81 旋光の輪舞 DUO

旋光の輪舞 Dis-United Order サウンドトラック
SuperSweep / 2009年9月30日発売

前回更新記事(2022/12/31、FF4)以来、いやそれよりもっと前から書こうとしていたような気がしますが…とにかく、書くのに大変難儀したお題がこちらになります。
筆者はセンコロシリーズをほとんどやったことがありません。DUOをファビリリでやって、3面のペルナにボコられたことだけは覚えています。
本ブログとしては、「曲だけでなく、曲とゲームの裏側に存在する世界まで掘り下げていきたい、その曲が語りたい世界や言葉を掘り下げたい」のが筆者の想いですが、
本作品において、キャラの関係性、storyの流れ等、ほぼ理解しておりません。そしてYack.様らしく、曲が難解。
数カ月お手上げの状態が続き、他作品の曲を聴いてそちらを書こうと思ったりはしたんですが、やはり本作を書いて、お題を倒すことにしました。そうしないと前に進めない気がしています。

Dis-United Order(つながらない秩序)。各キャラの、繋がっているようで、「つながる(United)」には、もどかしい、裏もありそうな、関係の不調和性。それが曲にも表れているような気がします。

【レーフ】
その前髪のちょんまげとヘアピンは…女子高生か???
曲はストレートに「熱血!主役!!」という感じで、Yack.様には珍しい感じのPhase1と、「熱血だけどいろいろ想いを、怒りを抱えているのよ」という不協和音のPhase2ですね。

【アンリ】
Phase1を聴いた感想「薔薇持ってそう」。(←実際は持っていないと思います。)イントロのオーケストラ調からセンコロらしい高速のノリにつながっていくのが、本作品の曲っぽいです。Phase1, Phase2ともに結構好きです。

【ユルシュル】
Yack.様がライナーで語っていらっしゃる「肩まで風呂に浸かりながら悪巧みしてそうやん?」というのがあまりにツボって、彼女に関してはそういう絵しか思いつかなくなってしまいました…オシャレで、「自分の流れで、人の高速のペースには乗らない」ような、Phase2が好きです。

【チャンポ】
もう、Phase4の「Soar」が本当に好きで好きで…少し成長した彼女の「等身大」だと思います。伸びやかなメロディが本当に好きです。そうかと思えば、Drop1は「騎士、戦士」としての曲ですね。どちらも「媚びない自分」を表現しているのが大好きです。

【ツィーラン】
Phase4は彼らしい優しい曲。Drop1も、前作にあった、機械的な音が流れていて、「前から持っているものもあるけれど、それでもちょっと成長した自分」を聴かせてくれます。

【ジャスパー】
なんだこの男は…とか思っていたら、曲がドストライクなんですよ…筆者は行き帰りの通勤でゲーム音楽を流して聴いているのですが、このサントラに関しては、レーフPhase1からの、ジャスパーPhase2でテンションを上げていました。Phase2、Yack.様には珍しいノリノリ直球な曲で、かっこよくて好きです。Phase1も、影のヒーロー!って感じで結構好きです。

【ファビアン】
筆者の推しキャラ、そして本作の最推し曲、Drop1「Raven Candle」。何回リピートしてもこの曲ばかりずっと聴いていたいくらい好き。彼は真面目なんですよね。間奏のギターソロに彼の以前から持つ屈折とか、熱い思いとか表れていて、それでも隊長というpositionで戦おうとしている彼の曲が大好きです。Phase4もファビアンらしい曲。Yack.様がライナーで語っていらっしゃる、「素の成長」が聴けると思います。

【忍】
音が少しずつ重なっていくPhase1が好き。そうかと思えば、「高貴である、でもひとりの少女」を描いたのがPhase2ではないかと思っています。サビのメロディが好き。

【セオ】
いつも、曲を流しっぱなしにしているので、「誰だこのとんがった曲は、ファビアンか、違う、セオだ」ということが100回くらいありました。今回のツンツンとんがった系曲担当ですね。Phase2は曲のスピードも速く、センコロらしさが表れているなあと思います。

【ルカ】
前作カレルのノリを、魂を受け継いだPhase1。対し、Phase2は、「祝福された魂」の曲だとずっと思っています。

【ラナタス】
今回の不思議系。安らかに広がりながら、聴くものを包み込むphase1。(前作アルバムCarpe Diemの曲と同じ曲名なのは、なにか理由があるのでしょうか…?)Phase2を聴いて、彼女はこんな曲の子なんだなあと解釈しています。深淵へ誘い込む旅人。

【ミカ】
Phase4は、前作から色々あったんだろうけど、なんとかパートナーの手を借りて(と、解釈しています)自分の足で立てて良かった、そんな曲。Drop1は、…最初の「ア~アアア~」が、すごく、ミカだわ…

【ペルナ】
今回、それぞれのキャラが「少しずつ変わったよ、成長したよ」というのも曲の聴きどころかと思うのですが、「変わらない存在」があるとしたら、彼女ではないでしょうか。それはこの世界の中でのOrderであり、でも生きているものにとってはDis-United Orderでもあるかと思うのですが、いかがでしょうか。

旋光の輪舞 DUO sound tracks vol.2 -fullflat-
旋光の輪舞 -Unite with You MIX-
SuperSweep / 2011年5月1日発売

fullflatは、各面の合間に流れるような、繋ぎ、場面の曲でまとめられています。強烈なのは「ふるーつ、ぎゅうにゅう~」ですね(笑)きちんとシリアスな曲も収録されていますよ!そちらも聴きどころです。
Unite with You MIXは、fullflatのおまけサントラで、安井洋介氏がセンコロの曲を51分に「繋いだ」アレンジです。前作の曲も入っています。

書けたよ自分…!!(号泣←嬉し泣き。)
書きながら、聴きながら思ったのは…形も生き方も個性も立場も違う人々が集う物語は、確かにDis-Unitedなのかもしれませんが、
その中で悩んだりぶつかりあったり戦う、彼らが存在している世界は、やはりそういう形で存在する「Order」なのではないかな、と思いました。

Misaki’s Game Music Box vol.80 ファイナルファンタジー4

ファイナルファンタジーIV オリジナル・サウンドヴァージョン
NTT出版 1994年11月26日発売(廃盤)→再販版2004年10月1日発売

【SFC版】
https://music.apple.com/jp/album/final-fantasy-iv-original-soundtrack/61052896
https://mora.jp/package/43000021/SEMO-00004/

【DS版】
https://music.apple.com/jp/album/final-fantasy-iv-ds-version-original-soundtrack/365460760
https://mora.jp/package/43000021/SQEX-10105/

ファイナルファンタジーIV オリジナル・サウンドトラック リマスターヴァージョン
スクウェア・エニックス 2013年7月3日発売

ファイナルファンタジーIV ケルティック・ムーン
NTT出版 1994年11月26日発売(廃盤)→再販版2004年10月1日発売

リマスター出てたのを知りませんでした…筆者が所持しているのは最初期版の1994年のものなので、1ループしか入っていないのを非常に残念に思っていたので…リマスター版は2枚組で2ループ入っているようです。

筆者はドラクエ派の子供でした。そもそもゲームの世界、ゲーム音楽の世界に足を踏み入れたのが、ドラクエ2がきっかけだったからです。ドラクエ2からドラクエ4まで、ドラクエ(と、ロックマン2と3)の事ばかり考えて生きていました。
そこでSFCが発売されます。そして発売されたのが本作です。ゲーム情報のテレビ番組で、本作品の画面と音楽に触れた衝撃は忘れられません。あまりに細かいドット、色鮮やかな画面。そして筆者の心をわしづかみにしたのが、音楽の迫力です。明らかにFCとは違う音、そして、今まで聴いたことのない曲がそこには存在しました。ドラクエ派だった子供が、「ドラクエでない作品にも、こんなにすごい曲がある」と知った瞬間でした。
その時、テレビ番組で聴いた「バトル1」の衝撃が忘れられず今に至ります。なんだこの曲…かっこよすぎじゃないか…今でも本当に好きで、シアトリズムファイナルファンタジーが出るたびに最初にやるのはこの曲です。(switch版楽しみ~。)厚みのあるベースとパーカッションが大好き。メロディもイントロからアウトロまですべてが好き…隙のない曲…って書いてたら3DS版がまたやりたくなってきた…
もう「バトル1」以外にもすべてが好きなんですが、バトル曲はどれも好きですね。「バトル1」の緊迫感を高めてアレンジした「バトル2」。(筆者はこの曲を聴くと、あるキャラの両親の正体がわかるシーンを思って涙が出る。)「ゴルベーザ四天王とのバトル」は、最近ある動画を視聴するまで変拍子ということに気づかず、耳から鱗でした。「最後の闘い」のサビでのノリノリのベースも大好きです。
「愛のテーマ」「少女リディア」「トロイア国」など、優しい曲が多い中、筆者の印象に残っているのは、「ファイナルファンタジーIV メインテーマ」と「ミシディア国」です。前者は、厚みのあるパーカッション、物語が始まった時には想像さえしなかった「大地と月」の存在を思わせるメロディ。後者は…「ファイナルファンタジー」というシリーズは、綺麗事だけではない様々な人間の感情を扱っていますが、その中でも、この曲では、「ミシディアの国の人々の、主人公に対する憎しみ、冷ややかな感情、魔道の国」といった内容が表現されているからです。ドット絵で描かれた街の魔導士たちはとても可愛らしいのに、「主人公に攻め込まれた、こんな奴を許してたまるか」という冷たい感情。マリンバの音はかわいいのに、どこか皮肉っぽいメロディがとても好きです。

筆者はDS版リメイク、PSP版の続編をやっていないので、やりたいと思うと同時に、やはりあのSFC版と出会った瞬間の衝撃は、一生かかっても忘れることはできないと思っています。「ドラクエとFF、どちらか選びなさい」と言われたら、強欲な筆者はどちらかを選びきれず、「DQ2とFF4」と答えたい、これからもそうありたいです。

追記:「ケルティック・ムーン」は、タイトル通りケルト風のアレンジです。原曲を壊さない、弦楽器中心の優しいアレンジ。(選曲も優しい曲が多いと思います)

Misaki’s Game Music Box vol.79 ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王

ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王 Original Soundtrack
タブリエ・コミュニケーションズ 2017年10月25日発売(廃盤)

この数カ月、聴いては追究できず、他の作品を聴き、またこちらに戻ってきては向き合い…を、繰り返してきました。筆者はFE外伝推しなので、本作にもとても思い入れがあり、そして本作品を好きな方が多いことも理解していることと、曲数が多いことで、非常に書くのが難しいお題でした。曲のテーマは「神と人」だと思います。そして、最終的に「神」と対峙する作品なので、架空言語での男性chorus、女性chorusが多用され、宗教的な音楽の側面も持っていると思います。
外伝からのファンなので、やはり外伝からある曲に思い入れがあるんですが…物語の序盤と中盤で、同じ曲でも微妙にアレンジされている曲が多いのが驚きでもあります。そして、マップ曲や戦闘曲だけでなく、storyの随所で流れる曲が非常に多いのもポイントです。

「解放への勇進~序」「解放への勇進」は、FE外伝、アルム軍マップの曲。原曲をとても大切にしてアレンジされているのが伝わります。
「恐れを知らぬ白刃の」は、アルム軍の、「風に舞う刃」は、セリカ軍の戦闘曲。すごく…変拍子ですよね…?最初からノリノリで、戦闘を高速で流したとしても、高揚感が途切れないのがいいところだと思います。この曲に合わせて推しキャラが喋りながら戦闘するのがまたいいのです。(ルカとパイソン、セーバー推しです。)
「ミラの加護とともに…」「ミラの加護とともに」も外伝からの、セリカ軍マップの曲。前者の最初に打楽器が入るところが、オリジナル再現ですね。「お姫様だけど、戦う」セリカの勇ましさ、前に進もうとする力を表しています。女性性を表すようなフルートが美しい。
「黒の貴公子」「純黒の皇子」は、エコーズで追加された、人気キャラのベルクトが登場する場面の曲です。力強い、自信家のキャラクターでしたが、流れるchorusが、のちに「狂気」を手にする結末を物語っているような気がします。
「まだ見ぬ地平へ」は3章全体マップの曲。それまで、「村」「島」にそれぞれこもっていたアルムとセリカのふたりの主人公に、まさに「広い世界が待っている」というような曲です。
密かに好きな「戦備 解」。アルム軍の出撃準備シーン曲。
「在りし日の唄」は4章全体マップの曲。敵地まで進んできたふたりの主人公ですが、これから待っている悲しい宿命をchorusで歌っているかのよう。原曲のタイトルは「悲しみの大地」ですしね。
筆者が本作で一番好きなのは、4章のアルム軍マップの曲、「往く地の果てには」です。この曲のイントロで、アルムを動かして「よし、行こう!」という声を聴くだけで泣きそうになります。リゲルという敵国に来て、「村から始まった旅がとうとうここまで来てしまった、でも前に進もう」という曲。(この曲で、作曲者様の金﨑猛氏のfanになりました。)また、本作のストーリーデモ等で流れる各曲に、この曲のphraseが多く使われていて、テーマ曲の一つでもあるのかなと思います。
「贄と聖女」は、前作では自軍が優位になったときの曲でしたよね…?今回は4章のセリカ軍戦闘マップの曲です。
「王の子は煉獄に踊る」は、ベルクトと戦う際の曲(だったと記憶しています)。chorusもいよいよ「狂気」を表しています。直後で彼を救うリネアの声。「銀の庭であなたと」は、彼とplayerを、優しく包みます。
「神よ、その黄昏よ」は、前作からの人気曲、5章最終マップの曲です。chorusアレンジで来るとは全く予想していませんでした。男性と女性のchorusが流れますが、「ドーマ」「ミラ」ふたりの神であり、人であるアルムとセリカ、主人公を表してもいるのかなと。神を前にした強い意志を感じるアレンジです。(筆者は村人ズをエフィ以外全員魔戦士送りにするので(外伝からそうしています)、全員前線に出します。脳筋。この面で全員が最後にドーマと戦うアルムに対して支援効果をくれたのには本当に泣きました…村人好き…ちなみにエフィはシスターでした)

音楽的なことは理解していないのですが、少なくとも、どの曲も「この曲は外伝とはちがう」というアレンジがなく、そしてどの曲も「エコーズ」でありながら「前作に外伝があった」ということを大切にして作られているのが伝わります。2022/8/31で、3DSへの残高追加が終わってしまったのですが、ソフトの入手はともかくとして、難易度的な意味ではplayしやすい作品ですので、今後も愛されてほしいなと、ひとりのファンとして思います。

Misaki’s Game Music Box vol.78 エアバスター

エアバスター/カネコ
ポニーキャニオン・サイトロンレーベル 1990年4月21日発売(廃盤)

筆者には「曲は知っているけれど、実機を見たことがない」という作品が、まだまだたくさんあります。そのひとつが本作です。というかサントラを入手したのもコロナ直前くらいでした。(1990年の作品です…)
作曲者様は、当時カネコ所属の渡辺達也氏。
STGらしい疾走感のある曲が印象的。動画を視聴すると、なかなか(難易度的な意味で)難しそうではありますが、実機をplayしながら聞いてみたかったなあと思います。
アレンジ1曲入り。看板曲の1面「Seaside Front」のアレンジです。オリジナルには入っていない、サビのフレーズが気持ちいいです。
オリジナルの、音がとても聴きやすくて好きです。当時のFM音源好き。
「Seaside Front」(←原曲のほう)、3拍目と8拍目に上がるベースと、Bメロとサビで入るスネアが好き。メロディももちろん好き。
2面「Mechanized Cave」は11/8拍子…???(理解が追い付いていない。そして聴くたびにいつも拍子を数えきれない。)
筆者のお気に入りは3面です。ベース強いな!!好き!!(本作の曲は、ベースがみんな印象的。好き。)
あと最終面「Death Circus」も好きです。やはりサビのベースが良い…

なんというか、「当時のアーケードゲーム音楽の、一番おいしいところを詰め込んだ!!聴け!!」という、隠れた名曲だと思います。実機は見たことがありませんが、少なくとも曲に関しては、並々ならぬ気合が入っていると思います。本記事ではブログとして大したことは記載していませんが、「世界にひとつくらい、エアバスターの曲について記述したブログが存在してもいいだろう」という気持ちで、記載させて頂きました。

Misaki’s Game Music Box vol.77 FRONT MISSION

フロントミッション オリジナルサウンドトラック
NTT出版 1995年2月25日発売(廃盤) →再販 2004年10月1日発売(廃盤)

https://music.apple.com/jp/album/front-mission-original-soundtrack/251682394
https://mora.jp/package/43000021/SEMO-00038/

「switch版リメイク…まだっすか…」(2022年夏発売予定だったはずですが、夏ももう終わろうとしている…)
久しくこの作品をplayしていないので、大筋しか内容やstoryを覚えていないのですが、曲を久しぶりに聴いて「この曲はこの場面で、こんな面で流れていた」というのを思い出せるのは、まさしく「曲の持つ力」だと思いました。下村陽子氏が「RPGの曲を作りたい」と、カプコンからスクウェアに移籍して、担当された作品です。共同で松枝賀子氏も担当されています。イケメンより機械が好きな筆者は、多感な時期にこの作品をplayしました。そして、今回久しぶりに曲を聴いて、当時は読み取れなかった、わからなかった気持ちや背景を感じ取れたような気がします。そして、当時から「主役級のキャラより、主役の一歩後ろで支えるキャラが好き」なので、サカタ推しです。
サウンドトラックは謎のプレミアがついてますね。なんでだろう…itunes等で気軽に購入できるので、そちらをお勧めします。筆者もitunesで購入しました。

メインテーマでもある、フィールド曲「Advanced Guard」。なんというか、この作品の曲は、激しくないのに、静かに闘志を高まらせてくれるものが多い気がします。
筆者の推し曲その1、夜戦面での「Mercenaries」。当時から泣ける系切ない系に弱かったんですね。メカもの、戦闘ものでこの曲。夜闇の中での傭兵の呼吸、「生」を感じさせます。
storyが後半になってから聴けるフィールド曲「The Evils of War」。この曲が聴ける頃になると、自軍も強くなっていますが敵も強いので、操作するのが楽しくもあり緊張感もありました。その緊張感を高めてくれる曲です。「敵に対する怒り」のようなものも感じさせます。
戦闘シーンでは、自軍ターンで「Holic Shot」、敵ターンで「Hard Drag」が聴けます。前者は「攻撃する、撃つ側の緊張感」、後者は「防御する、攻撃される、避ける側の緊張感」を表していると思います。音遣いがお互い同じなのもすごく上手い表現だなあと思います。あと、戦闘曲では、終盤の「Mad Pressure」が好きですね。オケヒットが良い。
駐留する街によって曲が違うのもポイントです。「Optical City」「Coaxial Town」が好きです。
この作品では珍しくノリノリになれる曲が「Arena」。打楽器と、後半のオケヒットがノリノリ。ヤンさん勝ちまくってくれてありがとう。
そして…推し曲っていうほど「好き」と認識していなかったんですが、今回久しぶりに聴いて、「ああ、これはテーマ曲だな、泣くわ」と感じたのが「Kalen」です。「私、軍に入ったことは、後悔してる…」という彼女のセリフが甦ってきました。この作品のbackboneとなっているのは、ふたりの女性の存在だと思います。主人公の恋人カレンと、主人公に恋するナタリー。筆者がこの作品を好きなのは、「正義」とか「善人」の物語ではないからです。感情を殺して破壊する傭兵活動の中に、ひとを愛する気持ちがある。殺された喪失、無力感、やるせなさがある。死んだ恋人に嫉妬する感情がある。家族をあきらめられない気持ちがある。裏切りもあるし、信頼もある。メカものの作品ですが、描かれているのは、ありありとした「生」「人間(何度も言いますが、善人は描かれていないです)」の物語。主人公が持った「人間らしい感情」を描いたのが「Kalen」という曲だと思います。
「Natalie」もすごく人間らしい曲。本作はカレンの描かれ方が大きすぎて、ナタリーの感情はあまり表に出てこないんですが、彼女は一度本隊から離脱するほどには、主人公の事を愛しているのだと思うし、この曲が流れる場面では「私、バカだわ…」と、迷いに気づく。playした当時はそんな感情気づきませんでしたが、「ひとりの女性」なのだと思います。
「Kalen」で泣かせたところで、「Within Living Memory…」というエンディング曲ですよ。泣きます。あの一枚絵は今でも脳裏に焼き付いています。誰もが戦ってラスボスを倒した、だけど、「戦うことで誰も得るものはなかった」というエンディング。(主人公は「復讐を果たした」けれど、それで「幸せになった」わけではないです)サカタの「家族か…疲れた…」という一言をずっと覚えています。誰もが疲れ果てた結末。それに沁みるような「Kalen」のアレンジ曲です。
書いていて気づいたんですが、下村様が、わりと「戦いの場面での曲」をご担当されているのに対し、松枝様が「Kalen」「Natalie」というヒロイン曲(エンディングも)をご担当されているのも、おふたりの役割がそれぞれ大きいなあと感じます。

エンディングはもう1曲あります。「勧善懲悪」ではない物語の結末。愛するひとを失った主人公。感情を捨てなければならないほどに傷ついた人間を「再生」するのは、やはり「人」ではないかと、今回思いました。

Misaki’s Game Music Box vol.76 出たな!!ツインビー

出たな!!ツインビー/コナミ矩形波倶楽部
キングレコード 1991年6月5日発売(廃盤)

初代ツインビーも「気持ちよく飛べる、伸びやかなメロディ」だったのですが、今作はそれが大きくパワーアップしたように思います。メロディの良さはもちろん、ノリの良さも磨きがかかり、あと、当時の店で鳴っていた中では、抜群に音が(音源が)良かったことが非常に印象に残っています。そして、当時STG初心者だった自分ですが、曲が良かったことで、一生懸命playし、なんとか1周できたのが思い出です。あと、細かいんですが、編隊撃破ボーナスの音がとても耳に残っています。(なのに曲を邪魔していない。SEとして理想だと思います。)

アレンジ4曲入り。当時のコナミらしく、どれもフュージョン風味です。特に、6面アレンジ曲は、メロディがギターになっているなあとサントラ本体をcheckしたら、古川もとあき氏がアレンジされていたので納得です。
オリジナルはどの曲も背景に合っていて好きなんですが…人気が高いのは1面、6面でしょうか。前者は始まりの1面に合っていて元気よくファンタジーっぽくもあり、そして後者は神秘的で心に訴えかけるような泣ける系メロディです。
個人的に好きなのは2面。青い空に似合っている元気のいい、前に進んでいくようなメロディかつ、ノリが良く、気持ちよくplayできました。曲に合わせて溜め撃ちやボムを放っていくのがとても楽しい曲です。
そして最終面は、緑の霧の中から始まり、高速編隊を処理しながら、「泣けるでも楽しいでもあり、こういう盛り上がりの最終面を聴かせてくれるのか」と、今でも驚いています。「ツインビーの盛り上げ方は、こうだ!」と、答えを聴かせてくれたような1曲です。

この作品の曲って、曲に合わせながら分身を振り回し、攻撃を放つというのがとても楽しいのです。1991年の作品ですが、本当に「ゲーム音楽」していて、古さを感じさせません。今のお若い皆さんにも聴いて頂きたい曲たちだし、これからも聴き継がれていってほしい作品です。

Misaki’s Game Music Box vol.65.5 Appendix Kirby 30th Music Fest.

Kirby 30th Music Fest. 星のカービィ30周年記念ミュージックフェス

行ってきました…3月下旬にこのコンサート(夜公演)が発表されて以来、光の速さでチケット抽選申し込み→落選、の連続。一般販売は4分で完売。あきらめていたところに、まさかの昼公演追加。最後のチャンスに賭け、結果、最後の最後でS席が当選…!!!コロナ禍以来、2年半ぶりの東京遠征を決めることが出来ました!
今回の会場は8000人収容ということで、かなり広いアリーナでした。待ち時間、カービィ作品の紹介映像が流れたり(新作「グルメフェス」の映像に合わせて、会場全体のペンライトが一面ピンク色になる場面も!)、Kirby Caféの曲が流れていたりと、会場席はカービィの世界が広がっていました。また、他のお客さんのマナーがよく、楽しくフェスに臨むことができました。

以下、曲の解説を中心に書いていきます。(実はパンフレットを事前に読んで予習していたのですが…それでも、当日は映像とともに生演奏が流れると、自然と涙がこぼれました。)

01. グリーングリーンズ~新世界をかけぬけて
ピアノと弦楽器のイントロで始まる、シリーズの原点曲「グリーングリーンズ」。イントロが終わると、バンドらしい壮大で力のある演奏へ!画面には、初代「星のカービィ」や「スパデラ」「スタアラ」の映像が流れます。「カービィの世界にやってきたんだ」という気持ちになることができました。シンセのメインメロディが、原曲のピコピコ音に似せていたのがまた良かったです。
それから、ディスカバリー1-1の曲、「新世界をかけぬけて」。管楽器、弦楽器の演奏も似合います。(Aメロをフルートで吹いてくださったのが個人的にはポイント高し)また、間奏のギターソロもかっこいいです。
最後はオーケストラっぽい「カービィダンス」で締めます。

02. メモリアルカービィフェス:1993~2004
最初から「まるかいて おまめがふたつ おむすびひとつ あっというまに」で号泣。(←筆者は夢の泉推しなので、夢の泉の曲が流れると泣きます。)
そこからシンセサイザーの、星のカービィ2「グラスランド」へ。先ほども述べましたが、GBサウンドはピコピコ音に似せてくださっているのが嬉しいです。
次は「スパデラ」から「ピーナツ平野」「キャンディ山」。「ピーナツ平野」は原曲に似せているアレンジでしたが、「キャンディ山」(スカイハイなどで流れる曲です)は元が速い曲なので…シームレスに、オシャレに管楽器で繋いできたのが上手いと思いました。
そこからは、カービィ3「アイスバーグ」から64「ゼロ・ツーめざして」。そして、鏡の大迷宮の「エンディング」で大団円!(最後の鏡の曲が流れているとき、会場のペンライトが、4人のカービィ色=ピンク、緑、黄色、赤、になっていたのが、とてもきれいでした)

03. Beyond the 25th Anniversary
これも最初は泣いてしまいました…スタアラのOP、「ティンクル☆スターズ」から。「トモダチ」と一緒に戦う作品を思い出しました。弦楽器と管楽器の伸びやかな演奏が素晴らしかったです。
バトデラより「開幕バトルデラックス!」も、未playですが印象に残っている曲です。曲を聴いてやってみたくなりました。
ここまで、割と明るい曲が演奏されていたのですが、少しシリアスになって…カビファイ2より「深き絆の盟友の戦い」。そしてすいこみ大作戦より「あしたはあしたのだいけっせん」。後者は初代カービィのED曲のアレンジなのですね!初聴きでした。

04. わいわい!サブゲームフェス
まさかの「刹那の見切り」のシリアスな開幕…!そして「たまごきゃっちゃ」→夢の泉なので泣く。(「たまごきゃっちゃ」の曲は、後半面で、中ボスたちを倒す塔を登る面の曲でもあるので、印象深いのです)64から「おちおちファイト」(5拍子の曲はペンライト振るの難しかったです(笑))、参ドロから「スマッシュライド」。また、ディスカバリーの「タマコロカービィ」は最近聞いた方も多いのではないのでしょうか。

05. 騎士達の逆襲フェス
ここからギターがしぬほどかっこいい曲。「メタナイトの逆襲:タイトル」からシリアスに入り、スパデラの「VS.メタナイト」でかっこいいギター演奏が聴けます。ギター中心の演奏が続き、鏡の大迷宮「ダークメタナイト」、USDX「銀河最強の戦士」そして儚く美しい前奏からスタアラ・ディスカバリー「バルフレイナイト」へ。途中で入るピアノの間奏が、激しさの中に儚さを感じさせて美しかったです。ディスカバリー版では「WELCOME TO THE NEW WORLD!」のphraseも入っているのが印象的でした。

06. メモリアルカービィフェス:2005~2022
タチカビのOP、参ドロのOPと入っていき…そこから個人的に好きな曲ばかりだったので嬉しかったです。「にどめの しょうじきぃ!!」USDX「ヘビーロブスター」。Wiiより「飛べ!星のカービィ」も泣けます。原曲に近いのが嬉しい演奏でした。トリデラ「この星をかけた魂の戦い」も号泣ポイント…(泣いてばっかりやな。)弦楽器が美しい…そして、最後はまさかの、ディスカバリー「北のホワイトストリート」でした。泣く。しっとりとしたギターが泣かせる。そして、このパートの指揮が、「北のホワイトストリート」作曲者の小笠原雄太氏というのも泣くポイント。

07. ハル研ドリームバンドによるデデデ大王フェス
HAL研のサウンドスタッフが、Kirby Cafe店内で、デデデ大王のテーマを演奏する映像が流れました。今まで、素晴らしい曲を生み出してきた方々ですが、「演奏する機会」「表に出る機会」というのは本当に限られていたので、貴重な演奏・映像かと思います。(ちなみに筆者は夢の泉推し→安藤さん推しです。)最後はディレクターの熊崎さんが、大王のvoiceで乱入!!

08. 激突!カービィのレースフェス
スパデラ「グルメレース」、ロボボプラネット「アウトロウドライバー」、ディスカバリー「サーキットでGO!」そしてエアライドから2曲。
「グルメレース」は、前回(25周年コンサート=オーケストラ)のアレンジとまた違った感じで、こちらも素敵でした。ジャズっぽくもあり。後半の管楽器がオシャレな感じでした。
「アウトロウドライバー」もジャズっぽく、オシャレな感じですね。(表現の限界)原曲に近い感じですが、途中で入るピアノが素敵。
「サーキットでGO!」も管楽器を活かしたアレンジ。Saxソロが素敵。筆者は本当にアクションが下手なので、この曲を聴くと、途中で障害物にぶつかったり谷底に落ちたりした思い出が蘇ります…
エアライドからの「ウエライド:草」はカービィらしい元気な感じの曲なのですが、「シティトライアル:街」は初聴きで、とてもオシャレなアレンジに驚きました。これも管楽器が活きている曲だなと感じました。

09. カービィのクライマックスバトルフェス
最初が夢の泉のラスボス…(また大号泣。)弦楽器であのイントロが再現されていて泣きました。「VS. マルク」は原曲(15/16拍子)でペンライト振るのは困難と思われ、4拍子アレンジ。ピアノ→sax→管楽器のサビがとても美しい。「VS. ゼロ・ツー」は、管楽器の掛け合いが完璧でオシャレなアレンジで、あと、打楽器も心地よいなと思いました。また、最後のドラムソロがかっこいい!
wii未playですが、筆者の大好きな「CROWNED」。AメロとBメロの管楽器が好きなんや…そこから弦楽器に移行していくのが泣ける…サビも最高に盛り上がります!!
名曲(皆さんが待っていたと思われる)「狂花水月」。ピアノメインでしっとりとしたアレンジ。セクトニアの「美しさ」を、こういうアレンジで聴かせるのかと、聴き入ってしまいました。
ラストはロボボプラネットから「回歴する追憶の数え歌」。機械っぽい、ピコピコしたシンセの音が印象的です。ギターと管楽器が重なっていく終わり方がかっこいいなと思いました!

10. 組曲:星羅征く旅人
今回、ディスカバリーのラスボス曲「いつしか双星はロッシュ限界へ」が選ばれず、こちらがクライマックスに持ってこられたというのは、個人的には驚きでもありました。(ディスカバリーラスボス曲が、本当に人気曲なので)ですが、この演奏を聴いて、なぜこちらが選ばれたのか理解しました。「トモダチ」と戦うラストバトルの、組曲。低音の弦楽器がとても不気味で、黒さ、不可解さを表しているのに息を吞みました。一方でパイプオルガン(シンセ)も「組曲」の「神聖さ」すら表しているのかと…個人的に好きなのは、ギターが入る第4楽章(phraseに「グリーングリーンズ」が入ります)、…演奏が最高潮に入ったところで、ピアノソロが入り、画面はスタアラの物語、そして、ピコピコシンセの「グリーングリーンズ」のphraseとともに、初代カービィの白黒画面へ…「原点」を見届けたかのように、ニルは消滅していく、その演奏と映像の一致に、涙が出ました。
最後の「ラストフレンズ」、エンディングの映像と曲の展開が一致している、カービィシリーズの長所を表現していて、とても好きです。

11. スペシャルライブ:グリーンツリーメモリーズ~WELCOME TO THE NEW WORLD!
「グリーンツリーメモリーズ」は、カビハンの紹介動画で聴いたことがあったので、「この曲か!」と聴けて嬉しかったです!カービィの優しい世界観を歌った曲だと思います。
そして、舞台右からひとりの女性が…ディスカバリーOP・EDで、「かつて新世界で流行した歌を歌った女性」である、NEICHELさんが登場!!(イントロがギターなのが個人的に好きで泣いた!!)あのOPとEDは何回見ても泣いてしまう人にとって、生で歌唱を聴けたのは涙、涙でした。(しかも大本さんとNEICHELさんのデュエット!)最後のペンライト演出が、カービィのピンクと、草原色(エフィリン色)の緑になっていたのも泣いた…

12.(アンコール)エンディングメドレー
スパデラ「銀河にねがいを」はやっぱり何度聞いても良い曲です。今回も最後に持ってきてもらってとても嬉しかったです。そこから64エンディング、参ドロエンディングへとメドレー。その後、鐘の音からwii「ぼうけんのはじまり」のphraseが聴こえて泣いた…wiiエンディングから、ディスカバリーエンディングへ。ディスカバリーの、エフィリンが飛んでいく女性コーラスのところでいつも泣いてしまう…最後は、25周年コンサートでも聴けた、初代カービィのエンディング「あしたはあしたのかぜがふく」で、盛大にフィナーレを飾ります!!

今回、自分の遠征がかなり余裕のないスケジュールで、コンサート前まで(十分に準備していたとはいえ)かなり不安でした。コロナ禍で感染者が減らず、いつ開催中止になってもおかしくないなと、内心思っていました。ですが、蓋を開けたら、こんな素晴らしいコンサートに参加できて、本当に良かったとしか言えないです。個人的に感じたのですが、夏なので、会場には冷房が入っていました。演奏前は「涼しいな」くらいにしか感じていなかった会場内の「空気」、演奏後はなんとなく暖まっていたのが、とても印象に残っています。感染防止のため、声を出したり、騒いだりはしていません。それでも、演奏者、指揮者、司会者、ゲスト、そして観客の、全ての「熱意」が、会場の温度を上げていたんだなあと、終わってしまった今、しみじみと感じます。

次開催されるとしたら、35周年でしょうか。それまで、この素敵な「カービィ」という作品が、曲が、これからも続くことを、願ってやまないです。そして、「これからもカービィを好きでいたい」と思える、素敵な1日でした。

Misaki’s Game Music Box vol.75 ツインビーヤッホー!

ツインビー・ヤッホー!~オリジナル・ゲーム・サントラ~
キングレコード 1995年6月7日発売(廃盤)

色々書きたい要素はあるんですが…「音符がちりばめられたメロディが、とてもかわいらしい」「気持ちよく空を飛べる」曲、そんなイメージです。当時は格闘ゲーム全盛で、そんな中、ゲーセンで鳴っていたこの曲たちは、とても「歌うように」流れていました。OPの歌もよく店で(デモ音声onで)流れており、当時、ドット絵で、アニメのようなOP、そしてSTGをやっている途中に、やはりアニメのようにvoiceと演出が入るというのが、強く記憶に残っています。

各stageの曲のthemeが明確なのも印象的です。1面は「森林」、2面は「空中散歩」、3面は「海」、4面は「不思議の国」、そして5面は「おもちゃ箱」、6面は「追撃」という感じでしょうか。(というのを考えていて、この作品のサブタイトルが「ふしぎの国で大あばれ」だったことを思い出しました。)あと、当時playしていて、「曲に合わせてSTGのパターンを作る」のが、どの面もとても楽しい曲たちだったなあと思います。(余談。筆者は「ため撃ち、分身、たまにミカエル」の、出たツイスタイルでやっていました。後半詰んでクリアできていません…)
1面はツインビーらしい曲ですね。前作「出たツイ」の流れをくむ、そして1面らしい力強さも持っている曲です。曲がちょうど1ループ終わるところで、中ボスのエースが出てくる演出がニクイ。
個人的に忘れられないのが2面です。「Sky Swimming」、本当に「空を泳いでいる」ような、気持ちのいいメロディ。パステル色の背景にもとても合っていました。本当に個人的な想いなんですが、イントロのベル~Aメロだけで、当時も今も、涙がにじんでくる曲です。
3面もツインビーらしい曲ですね。さわやかで「海」「夏」に似合いそうな1曲です。口笛を吹いているような、キーの高いメロディが気持ちいいです。筆者が好きなのはこの3曲でした。

先日、久しぶりにPS版を起動したんですが、当たり前かもしれないのですが「当時から曲が変わってない」「曲を受け取る側の自分の気持ちも変わってない」、そして、「最近こういう曲聴いてないな~」ということに気づきました。27年前の作品。曲や、色鮮やかに見た画面は、treasure boxの中に生き続けるのだなあと思います。

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